『連休中の過ごし方 その2』(2013.5.6 )
いつも私のところへ送られてくるメールの一部をご紹介します。
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かつて森信三師が「日本教育界の至宝」と 称えた伝説の教師がいました。
その人の名は東井義雄(1912~1991年)。
師範学校卒業後、故郷である兵庫県で 小中学生の教育に当たり、その生涯を全うされた人物です。
本日ご紹介する新刊は平成23年に刊行以来、版を重ね続ける『自分を育てるのは自分』に次ぐ東井氏の講話録です。
「父母と教師は今何をどのように」
「父親は何をなすべきか 母親は何をなすべきか」
という2つの講演が、様々なエピソードを交えながら 東井氏の口調そのままに収められています。
だいぶ前になりますが、全国の小学校の子ども達から、「お母さん」という作文を集めたことがございます。
その時に、横須賀市の沢山小学校の、浦島君という1年生の男の子の作文が入選しました。
ちょっとそれをお聞きください。
『ぼくのむねの中に』
「おかあさん、おかあさん」
ぼくがいくらよんでもへんじをしてくれないのです。
あのやさしいおかあさんは、もうぼくのそばにはいないのです。
きょねんの12月8日に、 かまくらのびょういんで ながいびょうきでなくなったのです。
いまぼくは、 たのしみにしていたしょうがく一ねんせいになり まい日げんきにがっこうにかよっています。
あたらしいようふく、ぼうし、ランドセル、くつで、りっぱな一ねんせいを、おかあさんにみせたいとおもいます。
ぼくはあかんぼうのとき、おとうさんをなくしたので、きょうだいもなく、おかあさんとふたりきりでした。
そのおかあさんまでが、ぼくだけひとりおいて、おとうさんのいるおはかへいってしまったのです。
いまは、おじさんおばさんのうちにいます。
まい日がっこうへいくまえに、おかあさんのいるぶつだんにむかって 「いってまいります」をするので、おかあさんがすぐそばにいるようなきがします。
べんきょうをよくしておりこうになり、おとうさんおかあさんによろこんでもらえるようなよいこになります。でも がっこうでせんせいが、おとうさんおかあさんのおはなしをなさると、ぼくはさびしくってたまりません。
でも、ぼくにもおかあさんはあります。
いつもぼくのむねの中にいて、ぼくのことをみています。
ぼくのだいすきなおかあちゃんは、おとなりのミイぼうちゃんや ヨッちゃんのおかあさんより、 一ばん一ばんよいおかあさんだとおもいます。
おかあさん、ぼくはりっぱなひとになりますから、いつまでもいつまでも ぼくのむねの中からどっこへもいかずにみていてください。
このほかにも「家族」をテーマとした
数多くの実話が紹介されている感動の名講話録です。
この連休を利用して、本書から家族の絆について、
思いを深めてみるのはいかがでしょうか。
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前にも、紹介をさせていただきましたが、「縁を生かす」一度よかったら見てください。
最近、色々な人との縁て大切だなと感じます。
「縁を生かす」
http://www.chichi.co.jp/news/2132.html
紹介したメールなどは致知出版社からです。
興味のある方は、月刊「致知」読んでみてください。
http://www.chichi.co.jp/outline.html
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